【大学生】TOEFL90点を約250時間で達成した独学体験談『リーディング編』

目次

初めに

  • 今からTOEFL対策を始めようと思ってるけど、リーディングの勉強は何をしたらいいのかわからない・・・
  • もっと具体的な学習法の情報が欲しい
  • 実際に受験した人の体験談を見てみたい

TOEFLの情報はTOEIC等他の英語試験と比べて多くありません。よって『今の勉強法で大丈夫なのか・・・』と不安になりながら対策を進めるケースが多く、僕も実際そうでした。

僕は大学2回生の時留学に応募するためにTOEFLの受験を決定し、約250時間の対策により91点を取得しました。リーディングでは自己ベストの27点を獲得することが出来ました。しかしその過程では得点が伸び悩む時期もあり最後に得点が伸び始めたのは試験直前のタイミングでした。

そしてこの記事では、正しい過程を踏み勉強を重ねればリーディングで高得点を目指せるよう僕が27点を獲得した勉強法をまとめて解説します。

この記事を読めば私がTOEFL対策で利用した『勉強法』、『参考書』、『利用した無料サイト』などすべてが分かります。

TOEFLの受験を決めた方、今TOEFLの学習を進められている方など是非最後まで読んでみてください。

リーディングの問題概要

まず現在のTOEFLリーディングセクションの問題の概要を説明します。

問題形式

公式サイトには以下のように書かれています

Readingセクションでは、自然/環境科学、 社会科学、芸術、人文学、教育など、幅広い分野の教養科目を題材に、アカデミックな長文読解問題(1パッセージ約700語)が出題されます。設問は、選択肢から回答を選ぶタイプや、適切な場所へセンテンスを挿入するタイプなどがあり、問題を解いた後も、前の問題に戻れる(唯一解き直しができるセクション)のが特徴です。 
特徴・構成・受験料| 会場受験TOEFL iBTテスト | 受験者の方へ | TOEFLテスト日本事務局

上記に述べられているように、TOEFLリーディングセクションでは理系、文系幅広いトピック約700字の長文が2題出され、総20問35分で解く、という設定になっています。

新旧比較旧形式新形式
パッセージ数3-4個2個
設問数/パッセージ10問10問
総設問数30-40問20問
試験時間54-72分35分

現在の形式は2023年7月末から導入された新形式になっています!
この形式では主にライティングセクションで変更点がありました。
変更点の詳しい情報は以下のリンクをご覧ください!

TOEFL iBT 新形式の変更点まとめ(2023年7月以降)

問題の特徴

次に、より具体的なTOEFLのリーディングセクションの問題の特徴を紹介します。

アカデミックな内容で専門分野の単語が多い

・TOEFLの長文は大学の講義のようなアカデミックな内容が出題されます。よってその文中では見たこともない専門分野の単語がいくつも出できます。

しかし、これらの専門単語は全て覚える必要は無く(ある程度覚えるべきラインはありますがそれはTOEFLの単語帳を見ればわかります)背景知識が無くても問題が解けるようになっています。

専門分野の知識ゲーではありません。正しい読み方、解き方を身につければ必ず解けるようになります。

設問形式が多様である

・設問は全て四択です。しかしその形式は様々で語彙問題や代名詞問題から一文要約問題など約10種類の形式があります。形式により解きやすさが異なるため、問題演習を重ね自分がミスしやすい形式を把握していくことが得点向上につながります。

時間が短い

・時間はかなり短いです。見直しをすることを考えれば約16分で700字の長文を読みながら10問の問題を解くことになります。よって時間配分の戦略が重要になります。(わからない問題はすぐ飛ばし後回し、問9は最後に解く

など詳しい方法は後に紹介します)

正しい戦略で学習を重ねれば得点は上がりやすい。

・TOEFLのリーディングセクションは単語のレベルが高く時間も短いです。しかし戦略を立てて問題演習を重ね、復習をし学習を重ねれば高得点(25点以上)も獲得しやすいセクションです。このセクションで安定して高得点を取れるようになれば大きな武器になります。

得点分布

最後にTOEFL受験者のセクション別の平均得点を紹介します。

RLSW
全体22.322.320.821.2
日本19181718

これらの値を見てもRやLのインプット科目で得点が高くなる傾向があります。

リーディングに自信がある人は得点をさらに伸ばし、苦手な人でも正しい過程を踏み目標点数に届くよう学習すれば点数は必ず上がります。

さて、ここまでの内容で大まかなTOEFLのリーディングセクションの概要は理解いただけたでしょうか。

次からは、私の学習戦略について前提レベル→使用教材→学習法の順で説明していきます。ぜひご覧ください!

前提レベル

具体的な学習法を説明する前に私のリーディングに関する英語レベルについて述べていきます。

大学受験時

  • 英語リーディングの偏差値は60-65ほど
  • 共通テストリーディングで9割
  • 単語はシステム英単語のみ
  • 高校英語レベルの文法は一通り理解(スタディサプリ1周)

大学受験時は英語は得意な方でしたができるのはリーディングだけでした。リスニング、ライティングは配点が低かったのであまり時間を割かなかったです。またセンター試験から共通テストに変わり文法問題がなくなったので文法に時間を割く代わりに精読、英文読解に時間をかけて勉強していました。なので長文読解は得意でした。

大学入学後

  • 大学入学直後にTOEICを受験し650点、2回目の受験(TOEFLを受験する2か月前)は775点Rは395)

大学入学後は、TOEICを2回受験しました。大学受験中から長文読解には自信があったためリーディングで点数を稼ごうと考え勉強していました。一方でリスニングは継続していましたがあまり点数を伸ばすことはできませんでした。今後3回目のTOEICをしようと考えています。

TOEICのリーディングは問題集を3週ほどして大体8割ほど取れていました

このように、私はTOEFL対策を行う中でリーディングセクションは長文読解なので比較的自信を持っていましたが、TOEFLの単語の難しさ、TOEFL特有の問題形式、アカデミックな文章内容など慣れが必要な要素も多くその点を重視して対策に取り組みました。

使用教材

次に私が対策で使用した教材を紹介します。

私は対策を通じて

  • 1冊の単語帳
  • 3冊の長文問題集
  • Quizlet
  • youtube上の問題

を利用しました。

参考書

単語

  • はじめて受ける人から高得点をめざす人のための TOEFL®テスト英単語 超必須3500

単語帳はこの1冊を使い続けました。この単語帳にはTOEFLに頻出の単語がレベル順に載っています。この単語帳に乗っている単語は本当に実際の問題に良く出てきていて、何回も助けられました。

リーディング

  • 公式問題集5th Edition

安心と信頼の公式問題集です。4回分の模試問題が収録されています。問題の質、量ともに本番通りなので本番が近づいたときに時間を測って実戦を想定して演習するときに使用しました。

※この本は2020年に発売されたもので2023年に導入された新形式を反映していないことに注意してください!

  • 公式過去問5回セット vol2 2周

これも公式問題集です。個人的にはこれが一番おすすめです。

この問題集は新形式の過去問が5回分乗っていて問題の質ともに素晴らしい参考書です。

試験前1か月程はこの問題集をやりこみました。

値段は6500円と高いですがおすすめです!

  • 集中攻略リーディング

この問題集は演習量を重ねるために使用しました。演習問題13題に加えて実践模試問題が3回分あり十分に演習を重ねることが出来ます。

参考書を選ぶ際はその本の評価を参考にして書店で実際に見てみることをお勧めします!

アプリ

  • Quizlet(無料)

https://quizlet.com/goodbye

このアプリは無料の単語帳アプリです。問題演習を重ねる中で、単語帳に登場する単語以外で知らない単語が出てきたらこのアプリに登録し、後から復習しました。Quizletを使用するメリットは以下の通りです。

  • 無料で使用できる
  • 単語カード、テスト、学習など多くのモードを選択できる
  • スマホ上でできるので暇な時に使いやすい

サイト

このユーチューブチャンネルではTOEFLの全セクションの模擬問題を無料で解くことが出来ます。

また問題だけでなく、単語集問題を解くコツの紹介もされておりTOEFL対策に最適です。

中国TPOというTOEFL学習者の中で有名なTOEFLの問題を無料で解きまくることができるサイトです。

個人的には設問の質に関して公式の問題と差があると感じましたが演習量を確保するためにはお勧めです。

学習法

ここでは私のリーディングセクションの学習法を以下の2つに分けて具体的に紹介します。

  • 1日の演習の流れ
  • 問題の解き方

私は大学受験で文法や構文は一通り終えていたので演習中心に学習を行っていました。

1日の演習の流れ

STEP
問題を時間を測りながら解く

リーディングパートは2題で36分なので自分は

『1題17分以内に解き残りの時間で見直しをする』という戦略のもと時間を測りながら解きました。演習のうちに時間を測りプレッシャーのもと問題を解くことで本番に備えます。

STEP
答え合わせをし、間違えた問題について間違えた原因を言語化しノートにまとめる

問題を間違えたのには必ず原因があります。

  • 問題文の読み間違え
  • 単語の知識不足
  • 構文把握能力の不足
  • 時間不足

など自分がなぜその問題を価値が得たのかを明確にすることで次に得点を挙げるためにするべき勉強が明確になります。

間違えた原因をノートにまとめていくと自分のミスの傾向が分かってきます。

STEP
本文を読み直し、知らない単語、構文を確認しQuizletにまとめる

あとで復習できるようにquizketにまとめておきます。

STEP
2週間後に間違った問題を解きなおして復習する

2週間後、丁度記憶が少し無くなってきたころに復習し、本当に解き方を復習できていたのか確認します。

3回目の解きなおしもしてみましたが答えを覚えてしまい無駄だと思いました。

私が演習を通して意識したのは1つ1つの演習の復習を完ぺきにこなすことです。

演習を終え、その長文に出てきた単語や構文を再度確認し、間違えた理由を突き止め再度間違えることが絶対にないように丁寧に復習しました。

完璧な復習を重ねていけば『自分はこれだけやってきた』という自信に繋がります。

めんどくさいかもしれませんが、この丁寧な復習が最も効率よく点数を上げてくれます。

問題の解き方

最後に1つの長文を解くときに意識すること、解き方を説明します。

大まかな解き方は以下の通りです。

問題は段落ごとに順番に解く

私は長文を読み終えてから問題を解くのではなく段落ごとに問題を解いていきました

なぜなら長文を読み終えてから解くと序盤の展開を読んでから時間が空き無いもう一度本文を読み直すことになる可能性があるためです

また問題は段落ごとに出されています。段落ごとに解くことで無駄を省けます。

メモを軽く取りながら解く

TOEFL試験中ではリーディング中もメモをとることが出来ます。私はリーディングにおいてもメモの重要性は高いと考えています。

どうやって使うの??

私は見直しのためにメモを使うことをお勧めします。

例えば、問2で答えに確信が持てず後から見直しをしようと考えたとき

a→迷う

b→絶対違う

c→迷う

d→絶対違う

このような選択肢になったとします。このとき、メモに「②、a,c」と書いておくと後から見直しするときにbとdを検討する時間を省けます。

分からない問題はすぐ飛ばす

分からない問題は悩み続けるのではなく飛ばして解ける問題を先に解きましょう。問を解き終わる前に予定より時間を消費してしまうとそれ以降の問題で焦り判断力が鈍ります試験中のメンタルも重要な要素です。

終わりに

いかかでしたでしょうか。TOEFL90点を約250点で達成した独学法『リーディング編』を見ていただきありがとうございます。TOEFLのリーディングセクションは、継続的な演習量の確保が重要になります。サイトで述べたような勉強法が少しでも役に立てればうれしいです!!

またご不明な点がございましたら気軽にコメントください!!

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