【大学生】TOEFL90点を約250時間で達成した独学法『学習概略編』

こんにちは。かめまるです。今回は僕が独学でTOEFLで91点を獲得した際の勉強法を解説します。

この記事は、『学習概略編』で私のTOEFL対策の学習法以外の部分、計画や戦略の立て方など大まかな対策について説明します。

TOEFLを受験することになったけれどいきなり勉強を始めていいの?本当に独学で点数が上がるのか不安。

TOEFL90点は独学で達成できるのか?ということですが必ず達成できます。しかしそれは正しい戦略、目標設定、勉強法を行った時です。逆にこれを怠ずに努力を続ければ得点は自ずと上がります。

この独学法の解説では僕が約250時間の対策(計263時間)でスコアを20点upさせTOEFLで70点→91点を獲得した際の勉強法について、戦略の立て方、各セクションの具体的な勉強法、有益なサイトやyoutubeなどを『学習概略編』『学習法編』に分けてできる限り具体的に紹介していきたいと思います。

僕がTOEFL受験を経験して感じたことはしっかりと自分の実力を把握し正しい戦略を立て戦略にそった学習を積み重ねれば必ず結果がでるということです。僕自身、交換留学の応募のためにはTOEFLの指定スコア獲得が必須であり勉強に励みましたが最中は本当にこの学習法で点数が上がるのか、願書提出に間に合わないのではないかなどの不安が常にあり途中で勉強を中断したりもしました。ですが、設定した目標に向け着実に学習を続ければ確実に点数は伸びます。このサイトを見て少しでもTOEFLを受験する方の助けになることが出来ればと思っています!!

以降では、まず僕がTOEFLを受験したきっかけ、受験を始めるにあたり立てた戦略を踏まえた学習の全体的な概要について説明したいと思います!

まず、皆さんはどのような目的でTOEFLを受験されるでしょうか?

  • 交換留学の応募のため
  • 大学院入試で利用するため
  • 編入試験で利用する
  • 英語力向上のため

などなど様々な方がTOEFLを受験されると思います。私自身は大学内の交換留学に応募するために受験したのですが、その勉強過程でTOEFLの勉強法に関する情報が不足していると感じました。どうしても日本ではTOEFLやIELTSよりもTOEICが主流となっており情報量もTOEICと比べると断然少ないです。そこで自分の経験を踏まえて受験時に欲しいと思った情報(より具体的な学習法や有益なサイト、youtubrチャンネル)を記事にしていきたいと思います。今後TOEFLを受験される方々の役に立てればと思います。

TOEFLのサイト↓

https://www.toefl-ibt.jp/

目次

筆者の英語能力

私は2023年4月入学で大学1回生の時、2回生の時の計2回TOEFLを受験しました。スコアの推移は以下の通りです

合計RLSW
1回目(2023/11/17)7021191316
2回目
(2024/7/20)
9127221824

※1回目と2回目の受験で期間が約9か月間空いてますが、一回目の受験後一度学習を辞めてしまい、再び2024年の6月頃から学習を再開しており合計の対策期間は計4か月でした。

TOEFL受験までの英語能力

大学受験では英語は他の科目よりはできる自信がありましたが、(共通テスト80点後半レベル)自分の志望していた学部のリスニングの配点が低かったためリスニングの対策もあまりせずほぼリーディングの勉強しかしませんでした。大学入学後は、大学受験を終えすぐに受験したTOEICは680点でした。それ以降はまたTOEICを再受験しようと思ってTOEIC用の単語帳や問題集をたまにやる程度の英語学習をしていました。また、過去に海外に滞在していた経験や留学の経験はありませんでした。

総勉強量

勉強期間は、11月→1月中旬+6月→7月中旬の計4か月でした


今回の対策ではRLSWそれぞれのパートにどれだけ時間を用いたかを把握するために勉強時間を記録していました。結果、この対策で用いた時間は以下のようになりました。

R77h L101h W42h S43h  計263h
大まかな計算でいうと、一日3時間×約87日(3か月少し)の勉強量だったことが分かります。

え、めちゃくちゃバランス悪!!と思われるかもしれませんが、自分の弱点やTOEFLの各部門の特性を踏まえてこのような時間配分にしました。

具体的な戦略(僕の場合)はこんな感じです!!

受験前の自分の能力(1~5)問題特性(他のサイトを参考)戦略
R420-25点が取りやすい
・文法知識や語彙力がある場合、安定して高得点を狙いやすい。
・時間管理が重要で、長文読解力が鍵。
最も自信があるので、Rで稼ぐべき
→問題を1回解いてみたら、単語の知識を増やし、時間をかけたら解けそうな感覚があった。なら単語帳を進めつつ時間配分を練習するため1回ずつ丁寧に演習量を重ねよう

L218-24点が取りやすい
・日常的な英語音声に慣れていればスコアを伸ばしやすい。
・メモ取りが重要で、集中力を維持する必要あり。
→S、Wともに通じる最重要パートなので、最も時間を割くべきである。
W220-24点が取りやすい
・20点前半まではテンプレの利用や慣れで案外すぐに到達する。しかしそれ以上を目指すにはテンプレ、慣れ以外に表現力や語彙力、構成の精密さが必要。
→テンプレートを抑え、時間配分を意識した演習を重ねれば22点に到達する可能性は高く短期集中の学習で間に合わせよう。
S218-22点が取りやすい
・20点までは演習を重ねればすぐ伸びる。しかしノンネイティブにとってはそこから伸びにくい。
・制限時間内に要点を整理して話す力が求められる。
・発音や流暢さ、内容の明確さが評価基準。
継続的に英語を話す期間が必要であり、自分が最も苦手なパートである。よって目標点数は低めに設定し、最低限の学習期間で対策することにしよう。
  • Reading: 22.3
  • Listening: 22.3
  • Speaking: 20.8
  • Writing: 21.2
  • これらは各セクションの中央値です。これよりSやWのアウトプット科目ではRとL得点が低くなっている人が多いことが伺えます。実際RやLは継続的に実践練習を重ねれば得点が向上しやすいのに対し、SやWではある程度(18-24)まで得点は伸びやすいが、そこから更に得点を挙げるには一つ壁があると感じました。
  • R、Lで高得点を稼ぎつつSとWで安定して20点前後を獲得することが主流であるといえます。

参照データ:TOEFL Test and Score Data for 2023 | Test Resources

以上の戦略を基に、私は留学先大学の要件である86点の目標を達成するため

R25  L23 W22 S18  計88

という得点目標を立てました。(最終的にはR27 L22 W24 S18 でおおよそ目標通り得点できました)

では、次から具体的な勉強内容について説明したいと思います。

大まかな勉強の流れ

ここでは私が考えるTOEFL受験において踏むべきステップに関して説明したいと思います。

STEP
TOEFL受験を決める

・受験を決めたら、まずTOEFLがどのような試験(形式や問題の特徴など)を大まかに把握する。情報を集める

・サイトなどで調べた参考書を図書館や書店で手に取り確認し、取得し取り掛かる

まず問題を解き少しでも成長することが大切です。自分は単語帳から始めました。各セクションのお勧めの参考書は以下のサイトでご紹介します。

STEP
まず一度TOEFLを受験し実力を把握する

・受験を決めたら、今の自分の実力でどれだけ得点できるかを確認するため一度早い段階でTOEFLを受験することをお勧めします。これには

→実際のTOEFLのテスト会場の雰囲気に慣れる

→緊張感のある中で問題を解く実戦経験ができる

→時間感覚が分かる

→自分の実力を把握できる

など様々なメリットがあります。僕も大学の方に「まず受けてみることが一番大切」といわれて受験を決めた背景があり、それまで「いやお試しに3万は高すぎる」

「1発勝負で決めた方がかっこよくないか」とか考えていたのですが、後から考えてみたらこの3万で得られたものはかなり大きかったですし一度受験して正解だったと考えています。ぶっつけで勝負して本番の雰囲気に慣れず実力が出せず再度受験する場合もあると思います。その場合と費用は変わらないですし、本当にお金がなく受験する余裕がない、、などでなければ受験することをお勧めします。(費用に関して次で話します!)

STEP
自分のその時点での現状(実力や勉強に費やせる時間など)を考慮し得点目標、学習戦略を設定する

一度実際のTOEFLの問題を解いたり実際にテストを受験した後に自分のその時点での実力を把握すれば、次は得点目標、学習戦略を設定します。これはゴールを明確にし逆算することで自分の立ち位置を把握し今やるべき勉強に集中するためです。

例えばゴールを設定しない場合、

「今日はリーディングをやりたいからリーディングをひたすらやろう!勉強を続けていたら点数は上がるでしょ。あと受験まで3か月あるからペースは気にしなくても何とかなるな。」

と日々の勉強のペースや各セクションの学習時間に偏りが生じます。「今日」に限れば自分の思いのまま勉強ができ学習が進んだ気分になれますが、ゴールを設定し自分が「したい」ではなく「するべき」勉強から目を背け続ければ直前になってアンバランスな学習の積み重ねが反映されどうしても効率の悪い学習になります。

一方、ゴールを設定し戦略を設定すれば

「この1か月はリーディングとリスニングを重点的に勉強すると決めたから、今日はまずリーディングをしよう。リーディングの最終的な目標点数は27点で、自分はリーディングが得意であるから安定して高得点を取れるようになりたい。最近は25点ほど取れているからあと2週間で2点上げるための時間配分、解き方を学んでいこう。

というように具体的に勉強内容を把握することができるので効率的に学習することが出来、かつモチベーションに頼ることなく「今日はこれを何時間すればいい」と明確に知ることができるので学習を継続しやすくなります。

①最終的な得点目標(セクションごと)

②学習戦略(どのセクションをどれだけ勉強するのかを自分の実力、残された時間、費用を考慮して決める)

まずこの2つを設定してから学習に臨むべきです。

STEP
戦略に沿って学習を重ねる

step3で目標、戦略をきめたら後はそれに沿って勉強するだけです。各セクションごとの詳しい学習法は

『学習法編』に書いています。

STEP
再度受験する

総費用

結論から言えば、私がTOEFL対策を通じてかかった総費用は以下の通りになります

内訳

受験料:約38000円×2=76000円

参考書代:約25000円

ライティング添削(1か月分):36300円

speak(1年プラン):12800円    合計150100円 約15万円です

こうしてみるとなかなかの額ですね💦 でも、この中で「これはいらなかったな」と感じるものは無いですし、いずれもお金をかけて良かったと受検を終えて感じます。皆さんも参考にしてください。

以上が『学習概略編』になります。いかがでしたでしょうか。得点を取るためにどれだけの期間が必要なのか、どのような手順で学習を進めていけばよいのか、お金はどれくらいいるのかなど一人の体験談として参考にしていただければ幸いです。また、各セクションの学習について、学習法や使用した参考書の名前やサイトは『学習法編』の方に詳しく書いていますので是非ご覧ください!

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