【大学生】ジャーナリングを365日やってみた結果|正しいやり方とその効果とは「体験談」

ジャーナリングって本当に効果があるの?また、やり方や続けるコツを知りたい。

この記事では、私が365日ジャーナリングを実践してわかったことを整理し、「どのように始め、どのように継続すればよいか」「具体的にどのような効果があったのか」をまとめて紹介します。

記事の内容

  • ジャーナリングとは?
  • ジャーナリングを365日続けるとどうなるか?
  • ジャーナリングのメリット・デメリット
  • ジャーナリングの書き方、始め方

この記事を書いている人は、現役大学生です。大学2回生から始め今まで毎日ジャーナリングを継続させています。

大学生活を送る中で、このような方はいないでしょうか?

  • やるべきことは多いのに頭の中が整理できない
  • 将来の目標が曖昧なまま時間だけが過ぎていく
  • 憂鬱でネガティブな感情から抜け出せない
  • TOEICで高得点を取りたい

これらは全て、ジャーナリングで解決できます。


私自身、大学1,2年生の間はそうしたモヤモヤを抱えていました。

「予定やタスクはこなしているはずなのに、なぜか前に進んでいる実感が持てない。」

思考が断片的で、感情の起伏も把握しづらい。そして、突然くる孤独感から生じる憂鬱観、将来に対する漠然とした不安、により何回も気が落ち込んでしまうこともありました。

そんな状況を変えたくて始めたのが「ジャーナリング」でした。結果的に1年間のジャーナリングを継続した結果、過去を振り返ってみるといつの間にか私の生活が大きく好転していることに気が付きました。

目次

ジャーナリングとは?

皆さんはジャーナリングをご存知でしょうか?

ジャーナリングとは、自分の頭の中にある思考や感情を言語化し、紙やデジタルノートに書き出す行為を指します。

目的は日々の記録にとどまらず(ここが日記と違うところ)、内省・感情整理・自己理解など、多面的な効果をもたらす点にあります。

簡単にまとめると、ジャーナリングは単なる記録ではなく、「思考と感情を整えるセルフマネジメントの技術」として活用できるものです。

またジャーナリングは誰でも簡単に始めることが出来ます。実際に書く内容や形式に厳密なルールはなく、自分に合ったやり方を見つけていくことができるのも始めやすい要因になるのではないでしょうか。

365日やってみた経過報告

始めたきっかけ

私がジャーナリングを始めたきっかけ二つあります。一つは自己啓発本を読んだことです。

私自身自己啓発本を読むのが好きで「本の内容を実践することで人生が前進している感覚」が好きで(思い込みかもしれないが)何冊かの本読み進めていました。

すると、幾つかの本で何度も「成功したいなら紙に目標を書き出せ」「とにかく頭の中にある思考、感情をノートに書き出してみよう」ということが書かれており、初めは疑心暗鬼になりながらも「少しずつやってみよう」と思い始めました。

私が自己啓発本で見た中身の例↓

その秘訣を、あなたにだけこっそりお教えしよう。
目標は紙に書くと実現する。もう一度言うよ。
紙に書くと実現する。

「非常識な成功法則」神田昌典

気合や努力は必要いりません。本書とノート一冊、それに30分を用意してください。
他には何もいりません。それだけで、あなたの人生が劇的に変わります

「自分を変えるノート術」安田修

思考を頭から取り出して文字にすることで、ひらめきが起こる。また、瞬間的なひらめきやアイデア、気づきや教訓のほかにも、現在の目標達成度などを記録でき、訪れたチャンスや自己啓発の成果などを書き留めておくこともできる。

「人生を変えるモーニングメソッド」ハル・エルロッド

そして私がジャーナリングを始めたきっかけの二つ目は大学生活の中で私がネガティブな性格でよく考えすぎて精神的に落ち込むことが多くなったことです。

「この現状をどうにかできないか?」

と考えた私はあらゆる動画や本を読んだ結果、

「紙に悩みを全て書け。そうすると悩みが解消される」

という言葉が直観的に最も印象に残り実践しようと考えました。

書き方

ジャーナリングの書き方は特に決まっていません。「ありのままに」書くことがポイントです。一方、本やネットでは様々なジャーナリングの「書き方」があります。私はこれらの情報を取捨選択し自分なりのジャーナリングのやりかたを考えました。

私はB5のノートと3色ボールペンを使いいつもジャーナリングをしていて、ノートの左側と右側をそれぞれ「ジャーナリング」「読書ノート」に分けています。(この読書ノートに関しても他の記事で説明します)


ジャーナリングのページには毎日以下のことを書いています。

  • 現在設定している目標5つ
  • 自分の理想の状態
  • 目標達成のために今日やること
  • 自由欄

例えばある日のジャーナリングではこのように書きます。

目標:TOEFL90,TOEIC850,読書150,体重65kg,OO大学留学合格

理想の状態:24時間自分が「ワクワク」することをやり抜いて疲れ果てて寝る状態

今日やること:TOEFL模試前日分復習、TEDリスニングシャドーイング30分、読書1冊

自由欄:ここには、その時頭に浮かんでいることをできるだけ書き出していきます。どんな些細なことでもいいです。
「今、自分は○○という感情だ。この感情は何処から来たのだろうか?これは自分が奥底に持っているコンプレックスが原因なのではないか?それは何処から来たのだろうか」とか私はよく書きます。これにより感情、感覚の状態で終わらせていた自分の理解をより明確に、具体化していきます。

経過

ジャーナリングを初めて一年経ちました。この一年間で幾つかの目標を達成することが出来ました。

  • TOEFL91点獲得
  • TOEIC875点獲得
  • 読書年間150冊
  • GPA3.9
  • 交換留学合格
  • 100万円以上の奨学金獲得
  • 3kg減量

私はこれらの目標を達成するのにジャーナリングが欠かせなかったと心から思います。

ジャーナリングを実践して実感した効果

毎日の行動の目的が明確になった、そして目標達成への集中力が高まった。

日々の行動が目標達成のために最適化される

目標を毎日紙に書き出していくと、嫌でもその目標が頭から離れなくなります。軽い洗脳のようなものです。

これは例えば
「自分の眉毛の形が気になっていると、自然と今まで見てなかった他人の眉毛の形に注目するようになった」

「最近買いたい車がある」というときに街中でその車を見かける回数が異常に増える

というようなことと同じで、

脳の潜在意識に目的を意図的に刷り込むことで、自然とアンテナが張られ、その目的に関連する情報を脳が自動的に集め続ける状態になります。(カラーバス効果に近い)

TOEICの勉強で例えると、

「おお,今流れたバスの英語のアナウンスは昨日シャドーイングで見つけた発音の癖と同じだ。だんだん聞き取れてきたな」
「思わぬ形で時間が空いた。そうだ、今の自分の目標はTOEIC〇点達成だからそのためにリスニングをやろう。」

というように毎日、目標達成に沿った行動ができるようになってきます。

このようにして、これまで意識的に目標に向かって行動していたのが、次第に無意識のうちに目標達成につながる行動を取るようになります。この状態に入れば、あとは目標に向けて努力を重ねるだけです。

自分の思考パターンや関心興味への理解が深まり、自己理解につながった

自分の文章を客観視して初めて気づくこと

長期間ジャーナリングを続けていくと段々と

「自分はこういう思考の過程を経ることが多いな」

「自分はこの言葉が好きなんだな」

「自分はこんな考えに対してネガティブな印象を持つんだ」

というようなことが増えてきます。これにより自己理解が深まり、自己理解が深まったことにより自分の行動指針が固まってきたと感じます。自己理解は長い人生の中で重要な要素になるのではないでしょうか。

書くことに抵抗がなくなり、レポート課題や日々のライティングが楽しくなった

「書く」ことがどんどん楽しくなる

これは思わぬ効果で、ジャーナリングを行い書くことが習慣になると、自然と時間当たりに各文字数が増える、つまり自分の頭の中にある内容を書き出す(アウトプット)するスピードが上がります。さらに続けると相乗効果でどんどんスピードが上がります。

実際学校のレポートを書く心理的ハードルは大学入学直後と比べ格段に下がりました。

ネガティブな感情で悩み続けることが明らかに少なくなった。

自分の悩みてこんなものか

これは心理的なメリットです。自分の気持ちをありのままに書き出すと自然に、「自分がなぜこの感情を持っているのか」という感情の原因を考えることが増えます。

これを繰り返していくうちに自分の感情に対する解像度(深く、広く)が上がり感情に対する対策が取りやすくなります。

例えば、「最近自分の人生に焦りを感じている」としたとき、「それは他人との比較である」「そしてその比較とは自分の○○の部分の比較である」「その比較を始めた原因には自分の○○というコンプレックスがある」という風に段々と「なぜ?」を繰り返すうちに感情の原因がわかってきます。

記録を残せるジャーナリングだからこそさらに考えをまとめることが出来ます。

自分の思考の記録を残すことが出来た

シンプルに後から見返すと面白い

これは「効果」と言えるかはわかりません(笑)。でも、ジャーナリングを「やってよかった」と思える大きな理由の一つです。

「自分は病んだ時何を考えていたのか?」「あの時の気持ちを思い出したい」なんてときに自分のノートを見返してみるとすごく面白いです。たまに自分が書いた内容がイタすぎて目を向けられないときもあります。(これを他人に見られると考えると恐ろしい)

たまにノートを無くしたときの焦りは半端ない

でもそれも含めて自分なので、「こんな自分もいるんや」と自分を受け入れられるようになりました。

ジャーナリングの始め方は?

持ち物はノートとペンだけ

先ほど述べたように、ジャーナリングはノートとペンさえあればどこでも始められるものです。

強いてこだわるポイントとしては私は、その中でも少しでもジャーナリングを楽しめるようにノートとペンを自分が書きやすいものに種類を固定しています。ジャーナリングを始めるハードルを下げる努力も必要です。

ノートはツバメノート株式会社の「ツバメノート」、ペンは「ジェットストリーム」を使っています。これはあくまで私の感覚なので皆さんもぜひ書きやすい道具を探してみてください。

ジャーナリングを始めるのはいつでも誰でもできる

ここまで読んでいただきありがとうございます!ジャーナリングは、最初は効果が見えにくいかもしれませんが、毎日たった数分でも「書く時間」を取り続けることで少しずつ確かな変化が現れてきます。私はこれからもジャーナリングを続けていきたいと思います。

書くことを通して、自分の中にある思いや願いを発見し、それを人生に活かしていく。

これはあくまで僕という何物でもない大学生の体験談ですが、是非少しでも皆さんの大学生活が豊かになるようにと伝えさせていただきました。これからもよろしくお願いします!

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