【大学生】TOEFL90点を約250時間で達成した独学体験談『リスニング編』

目次

初めに

  • 今からTOEFL対策を始めようと思ってるけど、リスニングの勉強は何をしたらいいのかわからない・・・
  • もっと具体的な学習法の情報が欲しい
  • 実際に受験した人の体験談を見てみたい

TOEFLの情報はTOEIC等他の英語試験と比べて多くありません。よって『今の勉強法で大丈夫なのか・・・』と不安になりながら対策を進めるケースが多く、僕も実際そうでした。

僕は大学2回生の時留学に応募するためにTOEFLの受験を決定し、約250時間の対策により91点を取得しました。リスニングでは23点を獲得しました。本番では少しミスをしてしまい(ヘッドホンとイヤーマフを間違え第1問の序盤を聞き逃した)点数を落としましたがそのミスを踏まえて勉強法を説明していきたいと思います。

そしてこの記事では、皆さんの学習の助けになればいいと思い私の対策の体験談を述べていきたいと思います。

この記事を読めば私がTOEFL対策で利用した『勉強法』、『参考書』、『利用した無料サイト』などすべてが分かります。

TOEFLの受験を決めた方、今TOEFLの学習を進められている方など是非最後まで読んでみてください。

リーディングの問題概要

まず現在のTOEFLリスニングセクションの問題の概要を説明します。

問題形式

公式サイトには以下のように書かれています

Listeningセクションでは、大学の講義とキャンパス内での対話の2種類で構成された問題が出題されます。対話形式は2題(各5問、設問数計10問)、講義形式は3題(各6問、設問数計18問)で、計28問の出題されます。対話形式では教授と学生、大学職員と学生、学生同士などの対話(1題あたり約3分の音声)で、講義形式は幅広い分野の教養科目を題材とした講義(1題あたり3-5分の音声)が流れます。Listeningの音声が流れるのは1度のみで、4つの選択肢から1つを選択する問題に加え、複数の選択肢から2つ以上選択する問題、情報をまとめて表を完成させる問題 などが出題されます。
特徴・構成・受験料| 会場受験TOEFL iBTテスト | 受験者の方へ | TOEFLテスト日本事務局

上記に述べられているように、TOEFLリスニングセクションでは対話形式講義形式の問題が合計5題出され、総28問の4択を解く、という設定になっています。新形式では形式はそのままで時間が短縮しました。

新旧比較旧形式新形式
出題形式講義形式、対話形式講義形式、対話形式
パッセージ数講義:3-4題 対話:2-3題講義:3題 対話:2題
総設問数28-39問28問
試験時間41-57分36分

現在の形式は2023年7月末から導入された新形式になっています!
この形式では主にライティングセクションで変更点がありました。
変更点の詳しい情報は以下のリンクをご覧ください!

TOEFL iBT 新形式の変更点まとめ(2023年7月以降)

問題の特徴

次に、私が対策中に感じたより具体的なTOEFLのリーディングセクションの問題の特徴を紹介します。

メモの取り方が非常に重要

・リスニングセクションの対策でも特に重要なのがメモの使い方です。

私も学習法を調べる中で様々なメモの取り方を試してみましたが結局はいくつかの方法を組み合わせたメモの取り方に落ち着きました。

メモを取らない人、メモを詳しく取る人、メモはキーワードにとどめる人、記号を利用して暗号のようなメモとるひと様々です。

設問形式が多様である

・設問は全て四択です。しかしその形式は様々で複数選択問題や推論問題から表完成問題など約10種類の形式があります。形式により解きやすさが異なるため、問題演習を重ね自分がミスしやすい形式を把握していくことが得点向上につながります。

1回限りの音声が4分ほど続くため長く内容の全体像をとらえるのが難しい

・リスニングセクションの会話形式、講義形式の問題はいずれも3分以上の長さの音声が流れます。音声は1度しか流れず、また癖のあるアクセント北米イギリスだけでなくオーストラリアニュージーランドのアクセントも含まれているらしいです!)で話してくる人もいるので一度で会話の全体像を把握するのはなかなか難しいです。また音声が長い分復習も大変です。

ですが、しっかり継続して正しい方法で勉強すれば必ず点数は上がります。

正しい戦略で学習を重ねれば得点は上がりやすい。

・TOEFLのリスニングセクションは音声が長く内容も専門的であるため難易度が高いです。しかし戦略を立てて問題演習を重ね、復習をし学習を重ねれば得点は安定しやすいセクションです。このセクションで安定して高得点を取れるようになれば大きな武器になります。

得点分布

最後にTOEFL受験者のセクション別の平均得点を紹介します。

RLSW
全体22.322.320.821.2
日本19181718

これらの値を見てもRやLのインプット科目で得点が高くなる傾向があります。

リスニングに自信がある人は得点をさらに伸ばし、苦手な人でも正しい過程を踏み目標点数に届くよう学習すれば点数は必ず上がります。

さて、ここまでの内容で大まかなTOEFLのリスニングセクションの概要は理解いただけたでしょうか。

次からは、私の学習戦略について前提レベル→使用教材→学習法の順で説明していきます。ぜひご覧ください!

前提レベル

具体的な学習法を説明する前に私のリスニングに関する英語レベルについて述べていきます。

大学受験時

  • 2次試験でリスニングは無かったため学習は共通テスト前の1か月のみ
  • 共通テストリスニングで80点

大学受験時は英語は得意な方でしたができるのはリーディングだけでした。リスニング、ライティングは配点が低かったのであまり時間を割かなかったです。共通テストの対策も直前で済ませたので、大学受験ではリスニングの力はあまり身につきませんでした。

大学入学後

  • 大学入学直後にTOEICを受験し650点、2回目の受験(TOEFLを受験する2か月前)は775点Rは380)

大学入学後は、TOEICを2回受験しました。大学受験中から長文読解には自信があったためリーディングで点数を稼ごうと考え勉強していました。一方でリスニングは継続していましたがあまり点数を伸ばすことはできませんでした。今後3回目のTOEICをしようと考えています。

このように、私はTOEFL対策を行う中でリスニングに苦手意識があったのでどうやって目標の点数まで効率よくたどり着けるかを考え致命的な低スコアにならないよう対策しました。

使用教材

次に私が対策で使用した教材を紹介します。

私は対策を通じて

  • 3冊の問題集
  • 英語のポッドキャスト
  • youtubeチャンネル無料サイト

を利用しました。

以下に具体的な教材とその使用目的を述べていきたいと思います。

参考書

問題集

  • 公式問題集5th Edition

目的:本番と同じ質の問題を利用して演習量を確保するため

安心と信頼の公式問題集です。全セクションの対策でこちらを利用しました。4回分の模試問題が収録されています。問題の質、量ともに本番通りなので本番が近づいたときに時間を測って実戦を想定して演習するときに使用しました。

※この本は2020年に発売されたもので2023年に導入された新形式を反映していないことに注意してください!

  • 公式過去問5回セット vol2 2周

目的:本番と同じ質、同じ形式の問題を利用して演習量を確保するため

これも公式問題集で、他のセクションで利用したものと同じです。個人的にはこれが一番おすすめです。

この問題集は新形式の過去問が5回分乗っていて問題の質ともに素晴らしい参考書です。

試験前1か月程はこの問題集をやりこみました。

値段は6500円と高いですがおすすめです!

  • 集中攻略リスニング

目的:公式問題集より価格が抑えかつ演習量を確保するため

この問題集は演習量を重ねるために使用しました。演習問題13題に加えて実践模試問題が3回分あり十分に演習を重ねることが出来ます。

参考書を選ぶ際はその本の評価を参考にして書店で実際に見てみることをお勧めします!

英語のポッドキャスト

  • BBC Learning English

これは有名なイギリスの公共放送局であるBBCが提供する英語学習者向けの番組です。

番組は毎回6分間で、日常生活や時事問題に関連するトピックを取り上げています。

私はこの番組を大学の登校中移動中の暇なときに聞いていました。

タイトル例↓

  • Which country has the best schools?
  • Are you drinking enough water?
  • 無料で使用できる
  • 1トピックにつき6分間なので飽きにくく、隙間時間で利用しやすい
  • spotifyやyoutubeで利用できるので気軽に利用できる

サイト

このユーチューブチャンネルではTOEFLの全セクションの模擬問題を無料で解くことが出来ます。

また問題だけでなく、問題を解くコツの紹介もされておりTOEFL対策に最適です。

中国TPOというTOEFL学習者の中で有名なTOEFLの問題を無料で解きまくることができるサイトです。

個人的には設問の質に関して公式の問題と差があると感じましたが演習量を確保するためにはお勧めです。

学習法

ここでは私のリスニングセクションの学習法を以下の3つに分けて具体的に紹介します。

  • 学習を通して意識したこと
  • 1日の演習の流れ
  • 問題の解き方

学習を通して意識したこと

学習を通して私がリスニングセクションの対策で重要だと感じたのは以下のことです

  • 復習を完璧にこなすこと
  • 毎日継続すること
  • なるべく本番と同じ環境で演習を行うこと

いきいき挙げられていることはよく見るシンプルなことです。この中で私が日々の問題演習で得の伸びを感じたのはやはり聞く量を増やしてからでした。リスニングの量を増やす目的で、毎日問題演習(TOEFLの問題のコツをつかむ)+空き時間でyoutubeで英語の動画を見るを繰り返しました。これら基本的なことをいかに積み重ねられるかが対策においては重要です。まだ少し抽象的なので以下で詳しく説明していきます。

1日の演習の流れ

STEP
問題を本番と同じ環境で解く。

リスニングパートは他のパートと比較しても一回キリの音声を聞き続けることになるため特に集中力を要します。本番ではそれに加え一発勝負の緊張感があるので本番で実力を発揮するためにはできるだけ本番と同じ環境で問題を解くことが重要になります。以下はその例です。

  • 静かな環境でイヤホンをして解く

→本番では仕切られた個室でヘッドセットを付けて解きました。(私の試験場だけかもしれません)

  • メモ用紙を本番と同じように用意(できれば本番と同じく鉛筆を使う)し問題を解く

→本番では2枚の白紙のメモ用紙と鉛筆が配られました。

  • 問題を5題通しで解く

→5問を通して集中力を保てるよう訓練します。

上記のように問題を解く環境をできるだけ本番に近づけることで本番でのプレッシャーによる緊張を軽減させます。

STEP
答え合わせをし、間違えた問題や迷った問題について間違えた原因を言語化しノートにまとめる

問題を間違えたのには必ず原因があります。

  • 知らない単語を聞き取ることができなかった
  • メモに気を取られ音声を聞き逃した
  • 考えすぎて時間が無くなった
  • 聞き取れたが意味が理解できなかった

など自分がなぜその問題を価値が得たのかを明確にすることで次に得点を挙げるためにするべき勉強が明確になります。

間違えた原因をノートにまとめていくと自分のミスの傾向が分かってきます。

STEP
問題音声の復習を行う

問題を解き終えた後は、答え合わせはしますがその分析はまだ行いません。その前に再度音声を聞き直し聞き取れなかったところを明確にします。問題の分析の前に自分が聞き取れなかった部分を明らかにすることで、問題を解いた時点での自分のリスニングの能力を把握します。

STEP
2週間後に間違った問題を解きなおして復習する

2週間後、丁度記憶が少し無くなってきたころに復習し、本当に解き方を復習できていたのか確認します。

3回目の解きなおしもしてみましたが答えを覚えてしまい無駄だと思いました。

どうよう私が演習を通して意識したのはリーディング1つ1つの演習の復習を完ぺきにこなすことです。

演習を終え、その長文に出てきた単語や構文を再度確認し、間違えた理由を突き止め再度間違えることが絶対にないように丁寧に復習しました。

完璧な復習を重ねていけば『自分はこれだけやってきた』という自信に繋がります。

めんどくさいかもしれませんが、この丁寧な復習が最も効率よく点数を上げてくれます。

問題の解き方

最後に1つの長文を解くときに意識すること、解き方を説明します。

大まかな解き方は以下の通りです。

問題は段落ごとに順番に解く

私は長文を読み終えてから問題を解くのではなく段落ごとに問題を解いていきました

なぜなら長文を読み終えてから解くと序盤の展開を読んでから時間が空き無いもう一度本文を読み直すことになる可能性があるためです

また問題は段落ごとに出されています。段落ごとに解くことで無駄を省けます。

メモを軽く取りながら解く

TOEFL試験中ではリーディング中もメモをとることが出来ます。私はリーディングにおいてもメモの重要性は高いと考えています。

どうやって使うの??

私は見直しのためにメモを使うことをお勧めします。

例えば、問2で答えに確信が持てず後から見直しをしようと考えたとき

a→迷う

b→絶対違う

c→迷う

d→絶対違う

このような選択肢になったとします。このとき、メモに「②、a,c」と書いておくと後から見直しするときにbとdを検討する時間を省けます。

分からない問題はすぐ飛ばす

分からない問題は悩み続けるのではなく飛ばして解ける問題を先に解きましょう。問を解き終わる前に予定より時間を消費してしまうとそれ以降の問題で焦り判断力が鈍ります試験中のメンタルも重要な要素です。

終わりに

いかかでしたでしょうか。TOEFL90点を約250点で達成した独学法『リスニング編』を見ていただきありがとうございます。TOEFLのリスニングセクションは、継続的な学習、聞き方、解き方の確立が重要になります。サイトで述べたような勉強法が少しでも役に立てればうれしいです!!

またご不明な点がございましたら気軽にコメントください!!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次